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婦人科 婦人科良性疾患に対する治療

 「月経痛がつらい」「月経量が多い」「更年期症状かも」などの症状がある方は1度婦人科を受診してください。諸症状に対して必要に応じた検査・治療を行います。良性腫瘍と診断され手術が必要と判断された場合、腹腔鏡下手術や開腹手術、腟式手術が選択されます。多くの婦人科良性腫瘍は腹腔鏡下手術のよい適応です。


<良性腫瘍に対する腹腔鏡下手術>

 腹腔鏡下手術は、開腹手術に比較して通常傷(切開創)が非常に小さく、術後回復が早いのが利点です。入院期間もそれに応じて短縮されます。(通常4〜7日以内に退院可能)。ただし腹腔内では通常の開腹手術同様の手術が行われているので、傷が小さいから小さい手術というわけではありません。通常開腹手術では臍下15〜20センチ前後の切開創で腹腔内を観察し手術を行いますが、腹腔鏡下手術では臍部および側腹部の3〜4カ所の1センチ前後の小さい穴(トロッカー孔)から器具を入れて手術を施行します(下図参照)。臍部1カ所を2〜3センチ程度に切開し行う単孔式手術も条件が合えば行います。

腹腔鏡下手術の適応
・大きさや個数や場所などの条件が多様である子宮筋腫→子宮筋腫核出術、子宮全摘出術
・皮様嚢腫、粘液性腺腫、漿液性腺腫など種々の卵巣腫瘍や卵管嚢胞→付属器(卵巣・卵管)腫瘍摘出術、付属器(卵巣・卵管)摘出術
・子宮内膜症(骨盤内癒着、チョコレート嚢胞、子宮腺筋症、深部子宮内膜症)→付属器腫瘍摘出術、付属器摘出術、子宮内膜症病巣切除術、根治手術(子宮・付属器摘出)
・その他、異所性(子宮外)妊娠(卵管切開、卵管切除)など

*当科では日本産婦人科内視鏡技術認定医を中心に悪性腫瘍も含めた腹腔鏡下手術を施行しています。