救命救急センター



救命救急センターは、救急科専従医師9名と、HCU・ER、ICUの2看護単位で構成されます。
当院救急外来(ER)は、道南の救急医療の拠点とし て、一次から三次まで年間約8,000名(徒歩受診約3,000件、救急車搬入約5,000件)の救急患者の受け入れを行っています。
救急専従医 は24時間365日体制で救急車搬入全てに対応しており、二次救急疾患では各科専門医に引き継ぐまでの初期診断・治療(Advanced Triage)を担当し、三次救急疾患については自らが主治医となり初期診療から集中治療(Critical Care)を担当します。
HCU、ICUでは、各科専門医の協力を得ながら、重症患者の急性期全身管理・集学的治療を実施しています。
救急専従医はその他の業務として、道南圏の救急隊員が病院前で行う救急処置の教育や管理(メディカルコントロール)を担当し、道南地域全体の病院前救急医療(プレホスピタルケア)の質の向上に努めています。また、災害拠点病院として災害派遣医療チーム(DMAT)を整備し、その中心的な役割を担っ ています。院内においては、災害時医療体制の構築や、心肺蘇生法教育コース(BLS/AED、ACLS)の普及活動に参画するなど、病院全体の危機管理 業務に深く関与しています。
当院では1年目研修医全員が救命救急センターで研修を行うため、チーム診療制をとりいれ、救急外来、病棟におけるベッドサイド教育にも力を入れています。


対象となる疾患と診療内容

救急専従医が主治医として診療を担当するのは、主に心肺停止(CPA)、多発外傷、ショック、重症広範囲熱傷、各種中毒などで、その他全身管理を必要 とする重症・特殊救急疾患も対象としています。また比較的軽症であっても、各診療科の補完として入院診療を担当することがあり、常時30名前後の入院患者の診療を行いながら、救急外来業務に携わっています。
心肺停止(CPA)は年間400名前後を受け入れており全道有数の規模です。経皮的心肺補助法(PCPS)を用いた心肺脳蘇生や、蘇生後の脳障害予防を目的と した脳低温療法などの高度救命医療も積極的に行っています。